コレクション: Tapio Wirkkala
タピオ・ヴィルカラ

Tapio Wirkkala/タピオ・ヴィルカラ(1915-1985年)はフィンランドを代表するデザイナー、彫刻家です。

広告代理店に勤務しながら数々のデザインコンペに参加し、次第にその実力が人々に知られるようになりました。1947年、イッタラ社のデザインコンペに優勝。1951年、ミラノで行われたトリエンナーレで三部門金メダルを受賞し、名声を不動のものとしました。

とてもマルチな才能を持ち、ガラスや家具、製品デザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、さらにフィンランドの紙幣の制作までにも及びます。

コンペで優勝したのがきっかけでイッタラ社との関係は続き、後にアートディレクターに就任しました。彼のユニークなアート構想によって、イッタラの世界的な評判が確立されました。氷や水、木の葉など、自然の要素を巧みにモチーフに取り入れたガラス製品のデザインを行いました。

イッタラのために400以上ものガラス作品を作り上げ、今なお世界中の人に愛されています。